対価
今までの家賃を計算したら68万円にもなっていた。
それプラス敷金・礼金をいれたら100万円は間違いなく超えるわけで……。
そんな大金(私にとっては)を払ってまで手に入れたものは
何一つない。
三宮に出てきてからというもの私は私を見失い、「私」というものは死んでしまったように思う。
そもそも私が三宮に出てきたのは実家が嫌だったのは勿論ある。でも1番の理由は側に居たい人がいたから。
本当に自分自身を見失っている。でも、自分自身のしたいことなんてゲームと音楽くらいだ。
でもゲームはこっちに出てきてから出来なくなった時期があってそれ以来自主的にすることはほぼ無い。
こっちでの生活のために諦めた娯楽。
たかが娯楽、されど娯楽だ。私には結構影響が大きかった。現実を忘れその世界に入り込んで、物語を深く理解しようとして、たまには涙して……私がしているゲームのジャンル、志向からしてそういう1つの小説をみているようなゲームだったから。考えさせられる内容のものもあったし。
そういう他の人間の創る世界観をみて他の人の世界を知ることも出来ると思う。
現実逃避でもあり、物語を見聞きして自分はどう感じるかと思いを巡らせるというのがとても自分には大切な作業だったのだと思う。
今では1人でゲームをするのは大変しんどいことであって、正直困っている。
今は音楽を聴くくらいしか娯楽はしない。
ゴッチの曲・詩の世界に触れ、理解しゆっくりと消化し今では自分の一部分。
ゴッチがいう弱い魔法ってやつだな。
すぐ効かないけど、かかったら一生消えません。的な。昔ゴッチ日記で言ってたよね。
本当聞いてる側としても同じことを思う。
アジカンの曲・詩は1回聴いただけじゃ理解しきれないと思う。他のファンも言ってたし間違いない。
歌詞が深くて、理解できないとこは自分自身がそういう心情にならないと理解できないってのもあるんじゃないかな?
そういう所がまた良いんだよなぁ。
ゴッチの声優しくて好きだし。聴いてて心地良い。
ゴッチと1回話してみたいなぁ。
私を白く塗りつぶして欲しいな。
100万円以上払って何も手に入れてないし、夢もないし希望も失ってしまって……。
食欲がどんどん無くなっていって今腕とかびっくりするほど細い。
自分の腕を掴んで人差し指と親指がくっつくとこがあるくらいだ。手がデカイのもあるけども。
夢も希望もないくせに、そんなカリッカリになってまで生きる理由なんて何もないのにね。
そんなことを考えたら無性に悲しくなったし、虚しくなった。
思い返せば私はずっとちゃんとした生きる意味なんてもっていなかったと思う。
なんとなく学生生活をすごしていただけで、目標なんてもってなくて、夢なんかただのポーズだったんじゃないかって思う。
そんな解らないくらい前から抜け殻だった私が自分から家を出てこっちに出てきたのはすごいことだったのかな?
その瞬間は活きてたかな?
私にとって専門学校時代はとても意味があったと思う。
杉本先輩に会えたこと、仲良くなったこと、先輩のおかげで学校でちゃんと周りと話すようになって、友達にもなれたこと。
他にも色々、先輩には感謝で一杯だな。
もちろん専門の友達にだってそうだけど……。
でも私が本気でキレたらあそこまでキレる奴とは思ってなかったから、解ってよかった。
気が強いとこあるからね…すぐ怒鳴って時には手をあげる親父を黙らせて近寄りたくないとまで思わせた位だから。
他人にゃヤバイだろうな。
それにしても先輩元気かな。死んでなきゃいいけど。
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